2014年08月12日

プロセスをみて、プロセスにはたらきかける

posted by JIEL STAFF at 21:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 岡田 衣津子
久しぶりにブログに書きます。というのも、今ちょっと時間的に余裕があるのです。
時間的に余裕がなくても書かなくてはいけないのですが…

以前、書いたように、子宮筋腫ができておりまして、いよいよその除去手術を明日に控えております。いろいろ不安もありましたが、今となれば、なるようにしかなりません。それより退院後、自分のおなか周りがすっきりしているといいなとか、何キロ痩せるかなとかそんなことしか考えていません。AIアプローチを学んだ効果でしょうか?

ちょっと前までは精神科のソーシャルワーカーとして医療機関に勤務していたためか、スタッフの対応には非常に気になります。説明の仕方とか、姿勢とか、評価的にみてしまいます。事前に紙に書いたのに外来通院の時も話したのに同じことを何度も聞かれるなとか…なかなか患者さんになりきれません。先ほども医師から手術の説明を受けました。納得のいかないことがいくつか出てきました。でも今さら文句を言っても入院しちゃったし、と思うようなことです。私は感情が表情に出やすい人なので、私の顔を見て医師はそれをキャッチしたように見受けられました。そして「質問はありませんか?」と聞かれました。私は質問ではなく文句が言いたかったので、「質問はありません」と答えました。「では、ここにサインしてください」と言われ、私は釈然としない思いのまま、同意書にサインをしました。病院として患者にサインをさせるための説明だったんだなと思いました。

私が医師の立場だったら、「何か心配なことはありますか?」とか「今、ちょっと表情が変わったようにみえたのですが、何かありましたか?」と聞くだろうかなどと病室に帰って想像しました。どこに注目してどのように関わるか、たくさんの可能性があるなと思いました。しかし、病院にはたくさんの患者さんが入院していますし、診療報酬などの関係で長く入院できないシステムが出来てしまうと、一人ひとりを大切にして向き合うという感覚は薄れてしまうのかもしれません。プロセスに働きかけることは時にめんどうでややこしいことを引き起こす可能性があるので、事務的にしゅくしゅくと進めていく方が効率的ですから。でもそれでいいのか?入院することなど一生のうちに何度もあることではないし、不安や恐れなどの気持ちが起きやすい状況の中で、大切にしてもらえた、理解してもらえたという経験は一生の思い出になると思います。またその逆もありますが。

研究員の杉山さんと一緒に何年か続けているある看護学校の人間関係論の授業をはじめ、看護師さんを対象とした研修を担当することがありますが、今後、「プロセスをみて、プロセスにはたらきかける」ことに今まで以上に思いをこめて関わっていけるような気がしています。