2014年11月29日

ウォーキング

posted by JIEL STAFF at 07:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 間宮 基文
もう11月末。あと少しで今年も終わりになる。「今年も一年早かった!」と思いつつ、今年の目標は4キロの体重減だったが未達に終わりそうだ。運動不足もあり、ウォーキングをすることで体重を減らそうとしていたが、そう毎日は続かない。何とか、週に2回はウォーキングをしているが、それも忙しくなると滞りがたになる。結果は…、それでは付いてこないよねぇ、と言い訳やら情けない気持ちが沸きあがってくる。でも、ウォーキングをしていると、頭の中に散らばっている色々な思いや気持ちが、何気なく整理される時間になっている。また、普段見落としている季節の風景に出会う。結構、これらが気持ちいい感じ。

来年こそは、新年を迎えた時に決心した「目標」は達成させよう!、とまだ一年が終わっていないのに思っている自分がいます(今年の目標は既に諦めている…)。

2014年11月26日

愛犬「チロル」

posted by JIEL STAFF at 21:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 鈴木 由子
チロル.JPG我が家には、保護して9年目になる愛犬のチワワがいます。名前は「チロル」といいます。娘がチロルチョコ好き?なのでそのお菓子の名前をもらいました。
チロルは、娘がまだ中学生の時に下校途中で見つけた犬です。友達3人で近所の公園を通ると、トイレの隅で足に怪我をしてブルブル震えているチロルを発見しました。娘たちは何とか保護しようとして抱きかかえようとするのですが、チロルも怪我をして恐怖から噛みついてどうしようもなかったようです。そこで、おじいちゃんに頼み込んでようやく保護できたのでした。
最初は、お互いに慣れなくて世話をするときに何度か噛まれたこともありました。足の怪我は数週間で治りましたが、今も足を触られることは嫌いです。それでも、9年の月日が経ち家族の一員として共に暮らしているといなくてはならない存在になっています。
今年、義父が亡くなった時、亡くなった義父の足元から離れず家から出棺する際にとても悲しい表情だったことは忘れられません。言葉は言わないけれど以心伝心とても言いたいことが伝わるのです。
チロルを見ていると私たち家族をとてもよく観察しています。一人ひとりの行動をよく観察しており、誰がチロルに甘いか、厳しいかなどそれによって家族で使い分けています。
私も、この9年間チロルに支えられてきました。それは、チロルが我が家に来た時には、大学院で修論に悪戦苦闘している時でした。いつもパソコンに向かっているときに私の膝の上で丸くなって、私が寝るまで私と共にいるのか日課になっていました。それから今でも家で資料を作成しているとき、原稿を執筆しているとき、必ず、チロルが私の膝に上にいるのです。膝の上でずーっといると足が痛くなったり、しびれてきたりするのですが、不思議と辛いことも頑張れるのです。
私はもともと犬好きでしたが、チロルを飼ったことで私の中の価値観も大きく変化しました。いろいろな経験が自己概念を大きくすることや培われていく価値観にも大きく影響を及ぼすことがありますが、チロルを通して実感しています。でも、一番大きく変化したのは、義母だと思います。
犬嫌いだった義母は、今や孫のような存在になっており、第一にチロルのことが優先されます。私が夜勤でいない時も一緒に寝てくれるのは義母であり、家族が少なった我が家で笑いと癒しを与えてくれているチロルに感謝している毎日です。

2014年11月20日

優柔不断

posted by JIEL STAFF at 17:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 杉山 郁子
11月も半ばを過ぎて、来年度の予定の話がよく出るようになりました。
私は非常勤講師でさまざまな所に伺っているので、この時期になると来年度の予定をパズルを埋めるように考えていかなければなりません。毎年声をかけていただいてありがたいことでもあるのですが、できる限りどこにも迷惑をかけないように予定を組むのも悩ましいことなのです。

先日少し時間が空いたので、手帳と日程を考えるためのスケジュール表を探しに行きました。
予定を考えるスケジュール表は数か月見渡せるものが良いので、3か月一覧になっているものを買い求めました。
でも、手帳が難しくて…
見開き1カ月で、14年12月から16年3月までのものが希望なのははっきりしているのですが、あとは気持ちがいろいろ動くのです。まずはデザインとボリューム。A5かB6サイズであまり厚くなく、ビニールカバー付きが希望なのですが、デザインは可愛いものかすっきりしたものか。色は暖色系それとも寒色系。1年間ずっと使うものだし嵩張らない方がいいけど、メモのページも欲しい。各都市の交通地図や年齢早見表、郵便料金等はあったら便利かな。印紙税額やヘルスチェックはいらないな。アドレス帳はいるかな。カレンダーは17年まであった方がいいな。などなど…
いくつも見ていると、もう頭はぐちゃぐちゃで、どれがいいのか全く決められない。
結局決められずに帰ってきてしまった。
あーあ、私って案外優柔不断。
まあ、12月になるまでには手に入れたいと思っているので、もう少しだけ迷ってみよう。

読んでくださっているあなた。
あなたはどのように決めていますか?
定番にしている人は、何を決めてにしたのだろう。
ある意味尊敬してしまいます。

2014年11月12日

ひとときの変化

posted by JIEL STAFF at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 水野 節子
ある勉強会でよく会う方が、1年前は妊婦だったのに今は子ども連れでいらっしゃいます。お子さんは会うたびに大きくなり、生後半年以上経った今はハイハイが上手です。頬が赤く健康的で、みんなの視線を釘付けにするかわいい笑顔が魅力。そんなお子さんの成長を見ていると、自分はこの1年間で何が変わったのかな、と思わず反省してしまいます。

昨日は母が人工関節を入れる手術を受け、夜、病院へ術後の様子を見に行くと大変痛がっていて心配になりました。痛みどめの点滴を使用規程ギリギリの頻度で使っても収まる気配がなく、途方に暮れる気分でした。とはいえ、私が心配に明け暮れても母の回復とは関係がないので、今日は朝から大学で仕事をして、夜8時頃に再び病院を訪ねてみました。

すると、昨日は身動きもできず、ひたすら痛みを訴えていた母が何とベッドで半身を起こしていたのです。今日は普通に話すことができ、買っていったヨーグルトを「おいしい」と言いながら自分で食べてくれました。たった1日でこの変化は驚きです。しかも、病院の食事はとてもおいしく完食したと言います。人間の強さ、生命力を感じました。

人が生きること、生きる力は素晴らしい。日常の目先のことに追われていると、そんなことを忘れてしまいがちですが、今日は母の変化を見てうれしく思うと同時に、自分にもこういう力があるのだと思いました。生きる力を大切にしたい。日常の出来事や一つひとつの体験をもっと味わい、楽しんでいきたいと思いました。

2014年11月07日

大人になると、学びたくなる!?

posted by JIEL STAFF at 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 岸田 美穂
 「大人になると、なんで勉強したくなるんでしょうね。学生時代は、面倒だなー、単位が取れたらいいやとしか思わなかったのに。それに昔は、京都の寺とか全く興味なかったのに、最近は面白いと思います。」この間、若手社員と話していたときの会話。
なんでだろう?大人になるともっと勉強しておけばよかったとか、今まで興味がなかったことも面白く思えるとか、学ぶことへの意欲を感じる発言をよく聞く。他の人にも聞いてみる。『子どものころの「学ぶ」は、学ぶことが決められていて、「学ばされる」。学ぶ内容が合っている子はいいけれど、「勉強しなさい」と言われて勉強する子がほとんど。大人になって勉強するのは、自分の学びたいことを学ぶ、学ばなければいけないという意味がわかる、学ぶ必要に迫られるから。」
 学校で学んだことや学ぶという体験そのものは、仕事をしていく上でベースにはなるけれど、社会人になってそれ以上のいろんな力が必要とされることを実感した。そして、自分には足りない!と痛感する。まずは、相手と関係をつくって、ニーズを聞き出すこと、何を求めているかを的確に把握し、課題を解決するために、他の人と協力してチームで知恵を出し合いながら成果を出すということ。自分の伝えたいことが意図通りに伝わらなかったり、チームのメンバーと意見が合わずに頭を抱えることもある。目上の方と話していて、視野の広さや思考の深さに圧倒されることもある。実践の中でがんばっているからこそ、必要だと感じることやもっと学んでみたいと思うことが出てくる。
 自分にとっての必要性や必然性が感じられると、学びへの意欲はぐんと高まる。そして学ぶことは、いつからでも遅くない!社会に出てからの学びは、実践の中で感じたリアルな問題意識と試行錯誤した体験と、これまでに進化してきた理論を掛け合わせることができて、とても刺激的な学びになる。
 「もっといろいろ学びたいと思います。」若手社員と話していて、どんどん自分の世界を広げて、成長してほしい、そんな思いを感じながら、自分自身にも学びへの刺激をもらったひとときでした。

2014年11月03日

やもり

posted by JIEL STAFF at 21:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 林 芳孝
 寝ようと思って、部屋の電気を点けた。壁になにやら得体のしれないものが…。ん?とかげ?でも、あのギラギラしたてかりがない。わかった、やもりだ。

 やもりは害虫を食べてくれるので、「守宮」と書いたり、「家守」と書いたりする。でも、夜に突然顔を合わせると、こちらはあまりいい気がしない。

 たぶん、あちらもいい気がしないのだろう、見ていると動かないのに、ちょっと目を離すと少し動いている。また目を離すと、別のところに。「だるまさんがころんだ」をしているよう。

 ふとんに入り、寝ようとするが、なんだか寝つけない。「だるまさんがころんだ」をしているときはいいけれど、だるまさんが寝てしまった間にあいつが枕元にやってきて、耳たぶを噛んだらどうしよう、と思ってしまう。そうこうして朝がきたら、あいつはいなくなっていた。

 夜になると、秋の虫が鳴く。その鳴き声のなかに、いつもの年にはきかないような「チッ、チッ、チッ」と鳴く声。あれはやもりが鳴いているのかな。どうにも無碍にして遊んだやらなかったから鳴いているのかな。

 だるまさん 遊ばずに行き 床に行き 家守は見ずや 我が袖にす

2014年11月01日

後悔

posted by JIEL STAFF at 21:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 林 芳孝
 最近読んだ本に、歳をとると後悔することが少なくなる、と書かれていました。人生の残りの時間が少なくなってきて、後悔しても仕方がない、と思うからでしょうか。後悔することは、若いということ、とも書いてあります。

 「我、事において後悔せず」といったのは、宮本武蔵。先の本の説に照らせば、このことばを発したときの武蔵は高齢だったのかな、と思って調べてみました。高齢とはいえなかったですが、病に伏せ、おそらく死を覚悟していたころのことばのようです。

 剣の道を極めた武蔵は、ものごとに執着することから離れ、その域から突き抜けた、達観したことで後悔ということからも解放された、と初めてこのことばを知ったとき、思いました。悔いを残さないまで事にあたったのか、事にあたっても悔いを悔いとは思わないほどの精神性をもったのか、悔いはしてもそれを次の事にあたる肥やしとして活かしたのか、はたまた死期が迫っていたからなのか、…。いろいろの解釈が考えられそうですが、武蔵に会ったことがないので事の真意はわかりません。

 霜降も過ぎ、来年の手帳を買いました。買った手帳に今年の名言集が載っていました。

「お前、一年前の悩み言える?」。

 武蔵には悪いけれど、後悔とは違うけれど、わたしにはこちらのほうがなんだかすっきり入ってきます。今も後悔はします。それはまだ若い、ということにしておきます。