2015年03月26日

思考に気をつけなさい

posted by JIEL STAFF at 19:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 鈴木 由子
あるテレビ番組の中でマザーテレサの言葉が紹介されていました。
早速、インターネットで検索してみると紹介されていた言葉のほかにも、次のような言葉もあり以下の言葉を皆さんにもお伝えしたいと思います。
 
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから
 
私はできるだけポジティブに物事を考えるようにしています。それは、ネガティブな思考は良くないことを自ら招きいれていることになるから…と感じることがあるからです。
そんなことを最近考えて(思考しているせいか?)この言葉に出会ったときに尊敬するマザーテレサの言葉としてすごく心に響きま
した。
 

2015年03月22日

「さくら」から…

posted by JIEL STAFF at 21:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 間宮 基文
150322_075420.jpg今日は、とてもポカポカとした日でした。午前中に散歩をした近くの公園で、木に花が咲いているのを発見。花が白かったため、何だろうと思い、近くに寄ったら、「さくら」らしかったので、写真に撮ってきました。調べた結果、たぶん「さくら」だと思います(断定できないところが情けない)。そして、もう少し歩みを進めていると、ツクシを発見。これは少しだけ採ってきました。帰ってから袴を取っていると、小さい頃よく採ったなぁと懐かしい気持ちが沸いてきました。今日の晩飯のオカズのひとつに。
 ちょっとした時間でしたが、自然と接することで、心がゆったりとしました。
 話が飛びますが、十数年前に、環境教育に興味があり、仲間と一緒にNPOを立ち上げました。今は休止状態ですが、その時に、メンバーで考えた「理念」が今でも心の奥底に残っています。その理念は、『@立場より、一人の人間として、次世代に負を残さないよう、身近な生活環境について問い続ける。A気づきを強要せず、楽しく学べる機会と情報を共に創り出す。B広い視野に立って、価値観の多様性を認めながら着実に活動を進める。』でした。このNPOの活動で、間伐材を使っての筏レース、手作りラーメンのワークショップ、先進事例の調査を行ったことが、とても印象に残っています。
 ちょっとしたことから、色々なことに繋がり、過去の想いが想起し、とても面白く感じました。

2015年03月18日

ワクワクする季節

posted by JIEL STAFF at 16:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 杉山 郁子
昨日から暖かく春めいた(いや初夏のような)気候になっている。
私は昨日、平和公園を歩いたのだが、もう梅は満開を超え、桜も蕾を大きくふくらませていた。
本格的な春も、もうそこまで近づいてきている。

四季の内で春ほど待ち焦がれられる季節はないように思う。
卒業・入学という大きな節目を迎える季節だからだろうか?
それとも寒い冬に耐えてきたからなのか?

春は何となくワクワクする季節でもある。
花が咲き、動きを潜めていた動物たちが動き出す。
新しいことが始まる力強い感じがある。

私もこれに乗っからなくちゃと思うのだが、今はまだ乗り切れていない。
まだ今年度の片づけに追われている感じが強い。

JIELは4月から新体制になり、バージョンアップしてスタートする。
それに乗り遅れないように、振り回されないように、私自身も新年度の準備を進めていきたい。
ワクワクという気持ちが春だけでなく1年中続くような、そんな場を提供できるJIELでいられるように頑張りたいと思う。

多くの素敵な出会いがありますように…

2015年03月07日

自分を見つめる自分を育てる

posted by JIEL STAFF at 09:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 水野 節子
アサーション・トレーニングの一環として、最近の私はマーシャル・ローゼンバーグさんによるNVCの理論をもとにしたグループワークをよく行います。ある特定の場面の自分の感情や必要とするもの(ニーズ)を探索していくワークで、これを体験してみるとほとんどの人が自分の感情やニーズの多様性に驚きます。人間の感情やニーズはミルフィーユのように重層的になっていて、表層的な感情・ニーズから深層的な感情・ニーズまで多彩にあり、どこに目を向けるかによって、自分の心持ちや行動が変わってきます。

小林秀雄は「美を求める心」という著作のなかで次のように述べています。
「泣いていては歌はできない。悲しみの歌をつくる詩人は、自分の悲しみを、よく見定める人です。悲しいといってただ泣く人ではない。自分の悲しみに溺れず、負けず、これを見定め、これをはっきりと感じ、これを美しい言葉の姿に整えて見せる人です。
 詩人は、自分の悲しみを、言葉で誇張して見せるのでもなければ、飾り立てて見せるのでもない。一輪の花に美しい姿がある様に、放って置けば消えてしまう、取るに足らぬ小さな自分の悲しみにも、これを粗末に扱わず、はっきり見定めれば、美しい姿のあることを知っている人です。」

ありのままの自分を受け容れることは、感情に溺れ支配されることではありません。自分の中にわき起こる多様な感情に気づき、味わい、その背景にあるニーズに目を向けてつながっていく過程が自己共感であり、自己受容のプロセスといえます。小林秀雄は美に対するニーズを満たすために、詩人の中で起こるプロセスを的確に言語化していると思います。こうした過程で必要なのは、自分を客観的に見つめるもう1人の自分の目。「メタ認知」という言葉が今は一般的ですが、例えば心から喜んでいるときに「わー、うれしい!」と言うだけでなく、「今、私は喜んでいる」と自身の感情を意識化する能力のことです。

研修や講座に参加してくださるみなさんにこうしたことをお伝えし、「自分を見つめる自分を日常のなかでぜひ育てていってください」と言いながら、「私自身も今、自分を見つめる自分を鋭意育成中です」と言っています。自分を大切にするということは、自分の主観だけでなく客観も大切にし、自分の中に豊かな視点を育てていくことでもあると思うこの頃です。

※私はNVC認定トレーナーではありませんが、NVCに賛同し、自身が担当する研修・講義のなかでNVCの学びをシェアしています。

2015年03月01日

ダイバーシティ&インクルージョン

posted by JIEL STAFF at 11:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 林 芳孝
 エレベーターに乗っている人たちがいる。そのエレベーターが故障かなにかで停まる。そこから脱出しなければならない。その時、集合体である単なる人の集まりからグループになる、という例をボスがときどき使います。 チームとはそのグループが複数あり、競争事態が起こると、集団として向かう共通の、あるいは共有する目標や方向をもち、競い合うチームとなる。

 高校生のとき、ラグビーをしていました。ラグビーは1チーム15人で行われる競技です。その15人は一人ひとり役割が異なります。スクラムの最前列で相手チームと御する人は、たいてい身体が大きく、重い人がなる。スクラムの中に入れられたボールをかきだすフッカーは、どちらかといえば小柄で身軽な人。ロックはおもに背が高く、ラインアウトのときにラインから投げ入れられたボールを飛び上がって取る。足が速い人はウィング、フルバックはパントがうまい人など、それぞれの人の役割が決まっています。一人ひとりの能力や技術、もっているもの、身体的や精神的なもの、個性を含めてポジションが決まる。一人ひとりは自分の役割がなにかを認識し、自分の技術を高めるためのトレーニングをします。その一つひとつが結束してチームとなり、勝利という目標に向かって動きます。試合中にだれかがつぶされることがある。その時は、他のだれかがその人の役割を担わなければならなくなる。自分の役割だけをこなしていればいい、というわけではありません。

 ダイバーシティということばが登場したのはいつからだったか、でも最近のことではないと思います。先日、南山大学人間関係センター主催「ダイバーシティ&インクルージョン」の講演会がありました。”visible”と”invisible”のことばが一番残っています。ジェンダーや肌の色や民族や宗教や、”visible”といえるだろうことは取り組みやすい(と思う)。”invisible”はどうか。

 組織には文化があります。組織に入ると、その文化に染まっていきます。新卒の人はそれほどではないかもしれませんが、中途で加わった人だと前職の組織の文化を体験しているため、染まることに馴染まなかったり、苦労したり、染まらないことで異質な扱いを受けるということもあるかもしれません。組織が目標を達成するために、組織の一人ひとりが同じ志向性をもって向かうことは、生産性、効率性、適時性などからしても大切な要素であることに疑いの余地はないと思います。組織という“細胞”に異質な刺激が与えられると、組織は活性化され、次元の異なる新たな細胞へと“進化”する可能性もあるように思います。

 この”invisible”といえる多様性。それは、女性の比率を増やすとかいったことばかりでなく、現に今ある組織がすでに多様な人で構成されているということからスタートすることなのかもしれません。そのためにできることはなにか。組織の中にいる人はどうあるか。組織をどうするか。いろいろ可能性があるように思います。

 故障したエレベーターから脱出すれば、チームはチームでなくなります。脱出するという偶発的その場しのぎ的ばかりでない目標。一人ひとりが活きる場。エレベーターを要しない組織。内包。