2012年01月26日

最後の授業での失敗

posted by JIEL STAFF at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 山岸 裕
先週の金曜日、秋学期の授業の最終回があった。僕の担当する授業の1つであるリスクマネジメントの授業では、ここ5回ほど連続して取り組んだグループワークの発表を行った。

5回も同じグループでワークしてきた以上、最後はちゃんと発表をしてワークを締め切りたいという学生の気持ちが伝わったので、悩んだけど発表をすることをその日の朝に決めていた。ここで講師としてなんとしても避けたいことは、時間切れで発表できないグループが出ることだった。そうならないためには、僕がかなりきっちり発表内容を決めて、しっかり時間管理していく必要があると、当然のように思った。そのためにも最初のグループが肝心と思った。

 

最初に発表をしてくれたグループは、意欲的に活発にグループワークをしていたグループだった。この発表は、他のグループよりも先行してワークしていたこともあり、余裕があったのか、僕が発表はこれだけでいいという内容以外のことも入れて発表した。そのため時間を30秒オーバーしてしまった。だから、この流れが以降のグループで続くかないように、発表が終わったときに少しイラつく気持ちを抑えて、「時間超過30秒」と短く伝えた。

3分も発表時間を使わずに発表したグループもけっこうあったので、結局は15分ほど時間を余して、全てのグループが発表を終えることができた。

 

授業が終わって提出してもらった毎回の授業感想を帰宅途中の電車の中で読んだ。その中に、非常に辛らつに授業を否定している内容の感想が3枚あった。どの感想も記入した学生は最初に発表したグループの学生だった。

自分では自覚がなかったが、自分が思っていた以上に時間管理にピリピリしていて、言葉が強くなってしまっていたようで、最初に発表したグループの学生が、せっかくがんばってグループワークした結果をうまく発表して締めくくりたいと思ってた思いを、講師の僕にペシャンコにされたと感じたようであった。

この感想を最初に読んだときは、あまりに強く授業のことを否定的に書かれていることに腹が立った。でも、冷静になって考えると、学生がここまで強く否定的な内容で感想を書いてくるということは、その前に相当強く自分が学生たちを否定したであろうことが想像された(僕にそのつもりがなくても、学生にはそう感じられたこと)。いまさらながら、講師・教師の振る舞いの授業及び学生に対する影響力の強さを思い知った。

僕は、発表できずに嫌な思いをするグループが出ないようにすることに意識が行き過ぎてピリピリしたあまり、最初の発表で緊張感も強く、かつ熱心に授業に取り組んでくれたいたグループの学生たちに嫌な思いをさせてしまったのだ。

そのことに気がつくと、学生に授業を否定されたという嫌な思いから、そんなことに気がつかずに授業をしていた自分にがっかりし、また本当に学生に申し訳ない気持ちが変わった。これでは、とても学生が主役の授業などと言えない。

 

やはり、最後の授業は大事だなと思った。Tグループをやっていても、最後のセッションが大事なように。

これからは、最後の授業は時間の余裕を持つことで、学生も講師の僕も気持ちのゆとりを持てるように、もっともっと意識を持って授業作りをしていかなとと思った。今回のようなことを再び起こさないように。

(またまた長文、お許し下さい)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/53316231

この記事へのトラックバック